「山口被害者支援センター」で行っている支援
山口被害者支援センターでは、さまざまな困難や悩みに直面する犯罪被害者の方々に対して、「電話相談」や「面接相談」、そして裁判所・警察などへの付き添いや日常生活の手助けといった「直接的支援」を行っています。
いずれの支援も無償で、被害者の方々の個人情報や秘密は固く守られているため、安心してご相談ください。
電話相談
「電話相談」は、被害を受けて傷ついた心を誰にも相談できずに悩んでいる被害者の方々が、胸につかえている思いを安心して吐き出せる重要な場所です。同時に、心身のケアや治療、捜査や裁判手続きへの対応など、被害に伴うさまざまな問題について手助けする「直接的支援」への入口にもなります。
面接相談
「面接相談」は、被害者の方への「直接的支援」が必要と判断した場合、専門の研修を受けた犯罪被害相談員によって行われます。被害にあわれた方が何を必要としているのかを明確にし、自主性を尊重しながら、これからの支援計画を作成し、「直接的支援」につなげます。
直接的支援
「直接的支援」は多くの場合、面接相談を経て、支援センターの支援員が被害者の方々に直接寄り添って支える活動です。
具体的には、警察や裁判所、病院や弁護士事務所などへの付き添い、裁判の代理傍聴、各種手続きの手伝いのほか、ご自宅訪問や日常生活におけるサポート、弁護士による法律相談や専門家によるカウンセリング、宿泊場所の提供なども行っています。
自助グループへの支援(風の森)
風の森の由来は、森に入れば風が和らぐ、ほっとできる場所にとの想いでつけられました。
年間4回開催(予定)しております。
事件、事故などで被害者、遺族等が受ける衝撃は大きく、平穏な日常を取り戻すには長い年月がかかるうえ、個別ケアだけで被害者や遺族等の回復を支えるには限界があります。
安心して話すことができ、その一言で理解し合える仲間の存在は、被害者の孤立感や疎外感を軽減し、自尊心を取り戻すなど、大きな力となるといわれています。
山口被害者支援センターでは自助グループの活動等への支援を行っていくとともに、犯罪被害者等の置かれた現状等を、より広く県民の皆様に理解してもらうための取組みを進めてまいります。
被害に遭われた方への支援活動
被害者支援センターによるとぎれのない支援
被害者の方は事件発生から裁判が終わった後も長く様々な困難に直面し苦しみます。
そのため、事件発生から裁判終了後も途切れなく継続的に支援を行うことが必要です。
警察、検察などの行政機関や弁護士、病院などは各段階ごとに被害者と関わり支援します。
私たち民間支援団体は各機関と連携しながら被害者の方を個人として総合的に、そして継続的に支援することができます。